英検で1・2級が取れなくてもアメリカでは単語とジェスチャーで十分通じる!

2011年10月31日
LINEで送る
Pocket


私が中学3年生のころのことです。長年ずっと英語が苦手で、アルファベットを横目に教科書の片隅に落書きをするような子でした。そうやって先生を困らすようになったのは一年生のときの生活が原因です。
まるまる一年半ほど入退院を繰り返していたせいで英語の基礎をまったく習えませんでした。二年生の二学期になってようやく人並みに学校に通えるようになっても、授業でいきなり英語の応用をつきつけられてアタフタしてしまいました。単語はかろうじて判ります。
しかし形容詞だとか、文章の作り方の規則がまったく判りません。リスニングはなんとかなりましたが、それでは学校では点はもらえません。そのブランクに付き合わなくても良いから、理解してくれる先生なら良かったのですが、英語の先生はすごいスパルタな方でした。
おまけに当時は英検がせまっている時期でした。熱血な先生はもちろん授業で過去問題をつかって教えてくれます。しかし渡された問題用紙が準2級と、私には場違いすぎる級でした。4級でも受かるか判らないのに、準2級なんて0点をとる可能性があります。
白紙でだすなんて、英検はタダではありませんので出来るわけありません。なによりお母さんに怒られるのが怖くて、どうしようかと悩みました。何も全員同じ級じゃなくても言いんじゃないかと、腹も立っていました。ほんとに試験の日まで毎日まいにち嫌だ嫌だと気が滅入って、お腹が痛かったです。
ある日その不安をなんと保健の先生は察してくださったようで、私だけ級を下げて3級を受けることになりました。英語の先生も無理に受けるくらいならと許してくださいました。ワガママを叶えてもらっては、もう素直に試験を受けるしかありません。
家庭教師のお姉さんにも手伝ってもらって、精一杯勉強しました。いままで苦手だとつき離していましたが、基礎の基礎(アルファベットを書くことから)をやって少しだけ理解ができるようになりました。受検の日。
他の友達もクラスメイトも教室でしたが、級ごとに分けなきゃいけないらしく、ひとりだけ視聴覚室で受けました。先生とマンツーマンでビクビクしましたが、問題に集中すればなんともありませんでした。合格点は65点中35点前後。おおよそ六割です。
どうにか空欄はなくしましたが、長文の解読がうまくいかず不安要素が多く残りました。またリスニングもテープの会話が流暢すぎて、耳の右から左へ流れました。もう終わったことに開放感だらけだった私は、これは落ちたなと決めつけ、どこか他人事で考えて楽観視です。結果発表もまったく気にならず通知が家にきてようやく「ああ、そういえば」と思い出すレベルでした。
そんなおざなりな初めての試験でしたが、なんと本当に1、2点の差で、受かりました。たしか38点だかで、40点には及んでいなかったと思います。先生には奇跡だって言われました。私もそう思いました。
しかしいざ受かってみるとちょっと誇らしい気持ちでした。もちろんそんな誇れる点ではありませんが、自分でもそれくらいの力は身についているんだと嬉しかったのです。それから私は一回も試験を受けていません。
苦手なものは苦手です。そして克服しようと思えるほど、授業の英語に魅力を感じていません。アメリカに短期留学した時にわかったことですが、片言でも向うでは通じます。単語とジェスチャーで大丈夫と判ったからには、機会がめぐってこなければ二度と英検は受けないと思います。

あわせて読みたい記事

関連するキーワード

  |    |    |    |    |  

pagetop