スピードラーニングの「スピード」とは幻想に過ぎない!?

2011年10月9日
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スピードラーニングを体験してみて

スピードラーニングを体験してみて、それが良い教材であると思ったことは特になかった、というのが率直な感想である。前提として、英語の学習には、個人差はあるものの、一定以上の学習時間確保が絶対的に必要である。
「スピード」とは幻想に過ぎない。「効率」というものを無限定に使ってはいけない。学習と習得において、根気のあるコツコツ努力は不可欠なのである。一定以上の英語を聞いて、それを耳に慣れさせる。この作業によって何一つ効果が得られないとまでは言わない。
しかし、である。この教材のCMであるように、ほんの数ヶ月、短期間で英語がスラスラ耳に入ってくる、英語が聞き取れるようになってくる、自然に口からスムーズな発音ができるようになってくるなどとは、聞捨てならない。
それはある程度すでに言語学習が習熟した人間の話であって、初心者がそのように短期間で何もかもがうまくいくようになる訳がない。断言する。これはお勉強をしたことがないビギナーさん方への詐欺、もしくは英語学習者への冒涜である。
実際興味本位、ひまつぶしに私はこのスピードラーニングを手にすることになった。まあ、時間つぶしというか、作業用BGMとしてまさに聞き流す程度に使うことにしていた。
ただそれが英語能力向上に、あの馬鹿なCMでうたわれているように効果を発揮するかというと、断固として否定・反発せざるを得ない。その教材の「短期間効果」のなさは、なんと自らのCMでだ、自らのCMで証明してしまっている。
某プロゴルファーがCMによく出演しているのをご存知であろう。本人は(まあ、もちろん台本でもあるのだろうけれども)声高らかに自分がいかにスピードラーニングをつかって英語能力が短期間で向上したかいっている。
コミュニケーションが全然不自由なくスムーズに行える、スラスラと自然に口から発音が出てくるようになったと。たったほんの短い期間なのにまるで魔法のようだと…。魔法というより、妄想である。
彼の発音をよく聞いてみて欲しい(よく聞くまでもないが)。あの程度の発音、今どきのちょっとお利口な小学生よりもお粗末な発音ではないか。もっと彼は自分の英語能力の無さを自覚し、もっと愚直にコツコツと努力をするべきであろう。「効率」という言葉をくちにするのはそれからだ。

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